現在日本近郊の政治・経済・軍事のバランスオブパワーを見てみると、経済力も、軍事力も中国が日本を上回っており、日本は一国だけでは中国に太刀打ちできず、バランスオブパワーは成り立っていないということがいえる。日本としては韓国や台湾、フィリピンなどの国と協力して、中国の南シナ海、東シナ海進出にストップをかけるしかないが、これらの国以外で大きな役割を果たすのは、アメリカ、ロシア、インドである。アメリカはいわずもがな世界一のGDPを誇り、経済力、軍事力は優に及ばず世界でダントツである。そのアメリカが太平洋を挟んで日本の安全保障に、日本とともに有事の際に行動してくれるのなら、中国や北朝鮮もまだまだ全然手出しができないだろう。ロシアやインドに関しては発展途上国だが、ロシアは核保有世界一の軍事大国であり、インドは成長著しいマンパワー国であるので、日本一国では極東、もしくは東アジアのバランスオブパワーが成り立たなくても、これら今後の世界情勢のキーとなる三つの国と友好関係が今築けているので、日本は外交を間違わなければ安全保障は今のところ大丈夫であろう。日本は新安保法を制定し、集団的自衛権を認めたわけだが、これでアメリカ一国に日本の安全保障を負担させておくことはなくなったわけであり、日本も当事者として、日本近郊の安全保障問題に責任を持つ立場となったことは個人的には良いことだと思う。